この日は約130キロの行程で、湖西道路と161号線を走って今津まで行き、朽木を通って大原経由で帰る予定。3度目のコース。
いつもより1時間遅い8時頃ガレージを出発。
プロテクター付き皮ジャンの裏に付属の暖かベストを装着し、念のため皮パンツの下に先日デグナーさんで買った男物ではありますが暖かインナーを穿き、これなら中は半袖でも大丈夫だろうと半袖カシミヤセーター、皮製の暖か襟巻き、そして、これまたデグナーさんで買った暖かグローブという出で立ち。
ところが、ガレージを出た途端、寒くて手が痺れ始め、信号で止まる時以外痺れっぱなし。しかも慣れない新品グローブのため、操作がぎこちなく何となく怖い感じ。ヤバイ雰囲気。
不安な気持ちを抱きながら山科を越え161号線へ。後続車を渋滞させる心配もなかったので、とりあえず手の感触を確かめながらゆっくり走行。
このまま湖西道路に乗ってしまうと、料金所以外止まれる場所もなく手が痺れたまま志賀出口まで行くことになる。危険!
分岐点で決意してシタミチを行くことに。
朽木ツーリング「立ちごけ篇」
ちょうど前方をツーリングらしき2台の小型のバイクがいて、付いて行こうと決めた。お二方はきっと、後方の私に疑問を持ったことだろう。まるで連れのような顔をして付いてくるのだから。
でも正解。程よいペースで走って下さって、なおかつシタミチだから信号の度に手の感覚を取り戻せるし寒さが随分マシ。右手に琵琶湖が見え始める頃、彼らはガソリンスタンドに入っていった。私は感謝の気持ちをこめて手を挙げて挨拶したけど、彼らにはちんぷんかんぷんだったかも。ちなみにこの道中「まぼろしのライダー」2人に遭遇。「まぼろしのライダー」はもはや「まぼろし」ではなくなりました。
一人になって、朽木へ抜ける道への進入交差点をまたまた間違う私。前回と同じ所へ迷い込む。でも今度は何とか道を見つけてほっ。
「当分ツーリングねたは尽きそうにありません!」
ショック!
こけてしまいました。立ちごけ…。
それにしてもこんなに寒くては途中峠を越えて大原・岩倉経由で帰るのは手が痺れて危険。急遽予定変更。花折を過ぎたら琵琶湖畔の坂本へ抜けよう。しかしこのルートが結構なワインディングで、初心者の私には辛かった。超スローイン、ちょっとファーストアウト。
標識を見間違って道を間違いながらも(本当はそんなにややこしくないのですが、疲れていたみたい)161号線に再び戻り、気温も上昇。
DUCATI京都さん主催の次の日曜日の初心者ツーリングに備えて、ガソリンを満タンにしておこうと、161号線沿いに見つけた出光さんで給油。
事件はここで起こったのです!
給油を済ませ、私がタンクの蓋を閉め、GSのお兄さんが、ひたすらドン臭い私をうやうやしく見送ってくれ、いざ発進。半クラッチ状態でぎこちなく発進すると、前に給油を終えて161号線に合流待ちの車が。何となくぼやーと止まってしまって、おっとっとっとっとー…。右側に転倒。
タンクの蓋の閉め方が不十分だったせいで、ガソリンが蓋の隙間からジャー。慌てて起こそうとすると、お兄さんが手伝ってくれて、助かった。
そんな折り給油に入ったおじさんが「これDUCATIか?かっこええなー!」とせっかく褒めて下さってるのに、それどころじゃない私。愛車のダメージが気になって「でも今立ちごけしちゃってー!」と会話にならない。
朝からの走行で、自覚する以上に頭も身体も冷え切っていたのだろう、反応が鈍くなっていた。それにしても悔しい。ぎこちないわりに「立ちごけゼロ」を目指していたから。
少量とはいえガソリンをまいたことを詫び、こぼれた場所の出火の可能性を案じながらGSを後に。
しかし冷えのためただでさえかなり鈍っている集中力、いつまでも立ちごけのことを悔やんでいるわけにはいきません。立ちごけがGSでのことだったため、起こすのに苦労しなかったことや、走行中の転倒でなかったが故、怪我もしなかったことをラッキーと思い直し、バイクの状態に異常が無いか注意を向けながら、一路ガレージへ。
無事(?)帰還。早速ダメージを確認。
歪んだミラーの向きは走行中に調整済み。一番悲しいのはスロットルグリップによってできたタンクのエクボ2つ。それからスロットルグリップの先端とブレーキレバーの先端の傷。マフラーの角の傷。あまり目立ちはしないけどミラーの裏側にも少し傷跡が。ざっと見渡して私がわかる範囲ではそのくらい。
直してもらえばいい。痛い思いをさせたMONSTERにごめんねと声をかけながら愛車をさっと水洗い。今度のツーリングが終わったらオイル交換して傷を直してもらうからね。
走れば走るほど、いろんな事を経験する。それにしても今度は服装をうんと考えよう!
朽木に着いたら、絶対温かいお蕎麦を食べよう!とにかく寒くてたまらない。原因は半袖セーター。厚手とはいえ皮1枚を通してでは、腕に寒風がこたえる。
しかしまだ昼時には遠い午前10時過ぎのこと。開いているお蕎麦屋さんは無い。入りかけてはどこも「準備中」の札。諦めかけて走っていると、景色の良い山あいに、しかも進行方向の左手、1件の営業中のお蕎麦屋さん。ありがたや!その上駐車場が舗装されていて、ヘタクソな私にとってはこの上なくラッキー!それまで反対車線に見つけたお蕎麦屋さんは全て、駐車場が砂利敷きで微かに昇っていたりして困ったなあと思っていたのです。
早速入って温かい山菜うどんを注文。あったまったー!この辺りは今朝の気温が5度だったとか。10時半過ぎで14度。冬にはとても近寄れません。
親切なおかみさんにお礼を言って出発。