VWRC第5戦 (美祢サーキット)
2004年フォルクスワーゲン・レーシング・カップ最終戦は、9月19日、大好きな美祢サーキットで行われました。
今回は賑やかなメンバー。私のサポート隊長であり私の後見人のようでもある川西さん(お世話になってマス)、「さすらいのメカニック」、私のサポート副隊長の饗庭さん、そして今回は耐久レース!ということで強力な助っ人、美祢ではちょっとした有名人、まこちゃんこと橋本真さん、その上かわいい応援団長も!橋本さんのお嬢さん、なつちゃん、小学1年生。
レース前々日の移動のフェリーで宴会(毎度シテマス)やしりとり(レースには関係アリマセン)をし、結束は十分!
さあ、いよいよ決勝。私にとっては経験2度目のローリングスタート。グリッドにサポートに来てくれた塩川クンにスタートのコツを尋ねたり、ローリングのスタート位置を確認したり。緊張しているせいか、グリッドで待つ間の私の会話内容や行動は、あとで車載ビデオで見ると、何かしら間が抜けていて滑稽です。
その上、レース中の私の判断はなぜかしらいつも、それに輪をかけてトンチンカンなのです。
フォーメーションラップを終えてスタート位置に近付くと皆、前後左右の車間を詰めてアクセルを徐々に開け、行くぞ行くぞ、という雰囲気になります。そしてスタート位置を越える瞬間、一気に加速、団体のまま目前の1コーナーへ。1コーナーで私は既にすぐ左のグリッドの原さんにアウトから抜かれ、そのまま2コーナーへ。このコーナーはアウトからほぼ直角に少し縁石を踏むように入っていくと速くてスムーズなのですが、すぐ前の原さんがインからその縁石にアプローチするのを察して、ホントはそのまま後ろに付いていけば良かったものを、どういう訳か反射的にもっとイン(芝生の上)を通ってしまい、更にシフトミスまでして一気に2台(安田さんと岸さん)に抜かれる羽目に…。
1周目、2周目と念入りにタイヤを暖め、とは言っても私はただちょっとペースを落として普通に走るだけ。皆さんはクイクイとハンドルを切りながら効率的にタイヤを暖めるのですが、私の場合、形だけ真似して勢い余ってスピンするのが関の山…ということで、普通の慣熟走行なワケです。
3周目からペースを上げ、立ち上がり4周目でアタック。そして5周目も。まだピットサイン出ない。このタイムなら多分トップから2秒落ちだろうな、なんて思いながら6周目でようやくピットサイン。
今回は耐久レースなので、30周をできるだけ良い状態で走れるよう、タイヤを温存しなければなりません。そのために皆、早々にタイムを出してピットに戻っていました。
結果は10台中5位(ルポはルポで順位は別です)。タイムはやはりトップから約2秒落ちで、もっと頑張れたかもしれないけれど、今の私はこんなもんだ(トップ取れる人はきっとこんな風には思わないんだろうな…)、と一人納得。だって上を見ると、なるほど、というトップの方々ばかりなんですもの。
その後第2走者のフリー走行枠があり、タイム計測。パートナーの橋本真さんは軽く予選クリアのタイムを出して2周で早々にピットイン。
 緊張のせいか、疲労軽減のために用意してきたアミノバイタルの摂り過ぎか、ちっともお腹はすかなかったけれど、食べておかなくちゃ、と皆で早めのランチ。そうこうするうち、我が夫、タクシーで来る。何やらほっとするものですね。
レースの日は待ち時間が随分あるようで、何かが始まると慌ただしいのです。この日は昼イチ、ドライバー全員の写真撮影があり、フェラーリのF1が官能的な甲高い音を立てて走るのを見物したり、などなどしているうちに決勝間際のブリーフィング。
排気量の異なるクラスの混走のため、GOLF GTIとNEW BEETLEが前方グリッドにまとまって並び、後方グリッドにLUPO GTIのエキスパートクラスとクラブマンクラスが並んでフォーメーションラップスタートとのこと。ローリングスタートに関する注意事項や、一通りのルール説明があって終了。いつも時間が結構ギリギリなので、皆小走りでピットへ。
朝6時半門司港到着。一路懐かしの美祢へ。
美祢サーキットは、度重なる大きな台風の直撃で、タイヤサービスのブースのシャッターが吹き飛び、修復が間に合わずちょっと痛々しい。雨が降ると長靴無しには行けないトイレの前は、さぞかし大変なことになっていただろうと話しながら、この地方の台風被害の凄まじさを察しました。
でもスタッフの方々はいつも通り明るく親切。美祢サーキットは私たちチームにとって、とても居心地の良いサーキットなのです。
今回のフォルクスワーゲン・レーシング・カップは、ナンバー付き(いわゆるN)車両による初めての試みの耐久レースなのだそうです。しかも排気量の異なるルポGTIも混走とあって、レース前日に設けられた90分の練習枠には、参加車両が全て揃ってまるでレース本番さながら。皆真剣に練習に取り組みました。耐久レースにしては短い30周100キロのレースなので、中には1人で完走を目指すツワモノもたくさんいらして(特にGOLFとニュービートルのドライバーに多かった)、体力を確認するかのように相当走りこんでいる様子。ただし一人で走りきる場合もレースでは1度のピットインが義務付けられていて、ドライバーは一旦、車両から降りなければなりません。
午後にはもの凄い集中豪雨に見舞われ、ホームストレートは一時、川のよう。最終コーナーからの立ち上がりの上り坂は、前方から流れくる急流のためハイドロが酷く、アクセルを踏むとエンジンが空回り、おまけにどこに飛んでいくかわからないような危険な状態。なのに貴重な練習枠、とばかり悪い視界をものともせず走り続ける車数台。私はさっさとピットインしてしまったのですが…。
それぞれが納得行くまで練習して、さて明けてレース当日。
夜通し降っていた雨も、サーキットに着く頃にはすっかり止み…でも路面の状態はちょっと心配。
ゲートに着くと、大阪からわざわざ応援に駆けつけてくれた、何と私と幼小中高が同じ学校で"19年後輩"という塩川了士君の、白のホンダS2000が、私たち一行の到着を静かに待っていました。遠路はるばるに感激!彼はつい最近までフォーミュラドリームに参戦していて、美祢はフォーミュラトヨタで1年間走っていたとのこと。現在はプロを引退して家業に専念、嬉しく心強い応援です。
ピットに到着すると、早速路面のチェック。既にドライ。良かった…。予選が朝一、8時20分からの15分間。車検を終え、コースをイメージしながら出走を待つこと1時間。
いよいよ予選スタート、コースインです。「落ち着いて行きましょね!」の川西さんの励ましに「はい!」と気合を入れてピットアウト。
そして緊急報告!
11月28日、美祢で行われるENDURANCE CUP300に参戦することにいたしました。
ドライバーは、橋本真、塩川了士、そして私。メカニックは、毎度お馴染みの川西伸明、饗庭篤史です。
聞くところによると、COX神戸さんも参戦予定とのこと。私のレポートでもお馴染みの、橋上清さん、安田晶平さんはもちろん参加。我がチームメイト岩谷昇さんも、COX神戸さんから参戦の予定です。
賑やかになりそうです!どうぞお楽しみに。



皆様、ありがとうございました。今年初めて入賞することができました。
1位は、美祢では誰も敵わない、大ベテラン田久保浩二さん、応援の奥様やお子様方も大喜び。2位は、最若手で有望株の、チームメイト岩谷昇さん、初めて走った美祢でサスガデス!3位に見事シリーズチャンピオンを決めた山梨順一さんと元チャンピオンの吉本智樹さんペア。4位、いつもアグレッシブな走りを魅せてくれるCOX神戸の橋上清さん。5位、やはりCOX神戸の、いつも皆を和ませながら確実な走りで入賞常連の安田晶平さん。そして6位に橋本・中村ペア。
関東から遠路来られた鈴木博之さんは、残念ながら今回の入賞は逃したものの、初めて走る美祢を見事お一人で完走。すごい勇気と集中力に脱帽でした。
皆様お疲れ様でした。
今年もあっという間にシリーズが終わりました。楽しかったです。
今シリーズは、私はミスが多く随分愛車を傷めてしまい、いろいろ経験いたしました。来年はまた、もう少し成長して挑みたいと思います。
皆様、ありがとうございました。
それからずっとお二人を追いかけるも追いつかず。そのうち後方からあっという間に近付いてきたエキスパートクラスのLUPO GTIに道を譲ることになり、そのまま周回すること15周。やっとピットサインをもらって1周してピットロードへ。60キロ制限のラインを超えるとハタと我に返って、ピットで車から降りる時に私のするべきことを復習。「エンジンを切る」から始まって…決してそんなに大袈裟に言うほど難しいことではありません、普通に降りるだけなんですけれど。でも私、いつも何か抜けちゃうんです、この日も…。
シフトを入れたままエンジン切っちゃってた「らしい」のです。後で川西さんから聞きました。
私のミスを皆でカバーしてくれて、大急ぎでまこちゃん出走!まこちゃんの追進撃は実に凄まじく、あっという間に前を走っていた藤尾さん(私をスタート直後に1コーナーで抜いた原さんのパートナー)に追いついてぴったり付き、「いつでも抜くぞ」体勢。何度か仕掛けながら手に汗握るバトルをたっぷり魅せてくれた挙句、私がスタート直後にミスした2コーナーで見事パス!ガッツポーズ!
ホームストレートでは健闘を称えて、私たち皆で拳を上げて大喜び!まこちゃんはそのまま後ろとの差を広げ、今度は前の安田さんにみるみるうちに近付き、最終ラップへ。すぐ後ろにはチェッカーを受ける田久保さんの姿が…。
結局、周回遅れにもならずに30周を完走して、まこちゃんチェッカー!お疲れ様でした。まこちゃんのおかげで何と、6位入賞!