ポールポジションに並んだ968、すごくかっこいい。群を抜いていた。オフィシャルやレースクィーンにまでかっこいいと褒められ、川西さん、照れながらも嬉しそう。
ローリングスタート、岩谷選手は実に巧かった!素晴らしいスタートで、2位のシビックがみるみるうちに後方彼方へ。独走態勢。
968はこれからまだまだ改良・改造を進めます。私も968の進化に置いていかれないよう、練習に励むつもりです。次のレースは8月のオートポリスの予定。一度も走った事のないコース。はらはらドキドキです。次回もどうぞご期待ください!
なお、恒例となった岩谷昇選手のレースレポートも、ご紹介させて頂きました。併せてご覧頂くと、とても面白いです!
改造過程をブログでご紹介してきた、ポルシェ968 Club Sport、いよいよ初めてのレース参戦。
FFのGOLFからFRの968へ。
岩谷さんに走り方の違いを教えてもらいながら、練習すること2回。そのうち1度は美祢での試運転、あとの1度はガードレールへの接触で中断した練習…レースに出てまともに走れるのかなぁ…。
一方岩谷さんは、車の改良点やセッティングを考えながら、着々と準備。
川西さんが車を仕上げ、少し不安を抱える私を励まし、とうとう前日を迎えてしまった。
前日は快晴。4枠(各30分)の練習を予定。3人のドライバー、岩谷昇・橋本真・私が1枠ずつ。
最後の1枠で岩谷さんが車の最終チェックとニュータイヤの皮むき。
岩谷・橋本両氏は各々感触をつかみながら走っていたが、私は思うように走れない。GOLFで走るより遅いんだもの!!
アクセルを踏んでいくのが怖かった。多分練習の時の接触後遺症。川西さんにアドバイスして頂いても、なかなかアドバイス通りのことができず、悩みに悩んだ。結局、ニュータイヤの皮むきを止めてまで、最後の枠も練習させてもらったが、相変わらず全くダメ。
不安が残るまま、とにかくレースではベストを尽くそう、とだけ決心して、その夜はサーキット近くのピッツェリア(地ビールレストラン)で楽しい結束会。
いよいよレース当日。空は一面の雲。雨は大丈夫…?
車の方は万全の仕上がり。
広島応援部隊も早々に到着。古本・上野両氏は残念ながら所用で欠席だったけれど、お馴染みの柴田氏・若奈さんがお友達と一緒に来て下さった。また968製作委員会?
の横山さんと本城さんも、わざわざ京都から駆けつけて下さった。
今回は短い耐久レースなので、サポートの仕事は少ないが、大勢の方が活気があるし、写真、タイム計測など、とても助かる。
車検は、概ね前日に終えていたので、ピット内でのタイヤのマーキングを残すのみ。準備に慌ただしさはない。
予選、9時半から30分。美祢の耐久レースと違い、ドライバー全員がアタックしなければならない。私にとっては最後の練習走行のようなものだ。
まずはエースの岩谷選手。2度のアタックで1分49秒460の好タイムをたたき出す。ポールポジション確定の上、堂々のコースレコード!
2番目は橋本選手。1分56秒739。FR初めてでほとんど練習もしてないのに、さすが!
3番目は私。川西さんの配慮で、アタックというより残り時間全てを練習に使わせてもらい、チェッカーまでずっと走った。しかしタイムは上がらず、1分59秒030。
きっとユーノスでの参戦者たちを邪魔していたに違いない。コーナーでインに入られ抜かれても直線になった途端こちらの方が速いから、彼らは私と車間を多く取らない限り、コーナーで思い通りのラインを攻められなかったはず。私の方だって、先に行かせると直線ですぐ追いついてしまい、思うように走れないから譲るわけにいかず、仕方がなかった。
予選を終わってなお、悩みは残り、ずっと考えた、なぜタイムが上がらないのか。岩谷さんと何が違うか。もちろん全てが違っているわけだが、タイムロスにつながる最も大きな違いは?
結局、立ち上がりのアクセル操作に尽きると思う。アクセルの踏み込み方が足りないのは、エンジン音を聞けば明らか。またその踏み込み方も、いきなりガバッはダメ。60%、80%、全開と徐々に踏み込んでいくイメージ。でないとリアが容易に流れてしまう。
川西さんに予選の車載ビデオを見て頂いたら、イメージはよかったものの、まだ最初の踏み込みが弱い。その上ブレーキングにも思い切りが足りない。メリハリに欠けていた。
そこで川西さんからアドバイス。「決勝では進入のブレーキングと出口のアクセルの踏み込みと、どちらかでいいから、思い切ってやって下さい!」続いて「で、どっちを思い切ります?」と迫られてしまった…。少し考えて私は「出口で頑張ります」と決意表明。
心が晴れた頃、隊長さんこと落合さんが愛車アルファロメオ155で、夫を運びつつ応援に駆けつけて下さった。
私たちのテントは応援団がいっぱい。真剣な中にも笑い声も絶えない。皆様応援に来て下さって本当にありがとうございます。
決勝までの間、雲行きが怪しくなったので、自称雨男(隊長さん)の存在を気にしてしまったが、結局ドライのまま決勝を迎える。
12時半、ブリーフィング。ここで主催者からショッキングな通告を受ける。
美祢クラス(このレースは、ユーノスカップ・美祢の耐久をベースにしたレースの、混走)の参加者には、レースを面白くするためにハンディを設ける、というのだ。そのハンディとは、チームで予選タイムの良かった2人のタイムを平均して、総周回数をかけ、皆がほぼ同時にチェッカーを受けるように時間差を計算、それをハンディとしてピットで消化するというもの。私の中に緊張感が走った。
なぜなら私は、最悪私がタイムを上げることができなくても、岩谷さんと橋本さんが頑張ってくれれば、上位入賞は間違いないだろうなんて、虫のいいことを考えていたのだから…。
私たちに課せられたハンディたるや、4分55秒。2時間の耐久レースにはきつすぎやしないか?!
シビックで参戦のチームも、同じハンディだった。
決められたルールには従うしかない。
私も甘えた気持ちではいられなくなってしまった。
いよいよ決勝。
見ていて気持ちよかった。ピットで橋本さんと私は、岩谷さんが少しでも多くのアドバンテージを作って私たちにバトンタッチしてくれるよう祈る。私も弱気は捨て、集中力を高めた。
2位以下のトップ集団までも周回遅れにする勢いで快調に走っていたその時、ユーノス集団のトップ付近で多重接触。即刻ペースカーが入り、一気に各車の差が縮まる。あー、せっかくのアドバンテージがもったいない!ライバルのシビックが先にピットインした。この機会にハンディを消化しようという作戦。
我がチームは一歩出遅れた。ペースカーの後ろを丸1周した後ピットイン。給油とハンディの消化。
この間、岩谷選手、後悔することしきり…。でもまた気持ちを切り替えてピットアウト。
どんどんペースを上げて合計36周走り、ドライバー交代。
いよいよ私。シートに座り、いざ、エンジンのスターターを押すがかからない。川西さんに電源スイッチが入っていないことを指摘され、慌ててパワーオン。
冷静さを欠いている自分に気付き、こんな時こそ慌てずにと自分に言い聞かせて、コースイン。そしてはじけた!今までと違ったテンションで、集中力も途切れず周回を重ねた。チラッとタイムを見ると55秒台。ずっと同じペース。予選の時より5秒ぐらいタイムアップ。
これでいいんだ!やっと良い感覚が取り戻せた感じ。10周走って橋本選手に交代。
橋本さんも力が漲っていた。やる気満々!頼もしい。いざ!…だけどエンジンがかからない。まさか私のような愚かなミスではない。実際にバッテリーがあがっていた。バッテリー容量が小さすぎたようだ。ペナルティをくらわぬよう、オフィシャルに禁止事項とやってもいい事をテキパキ確認しながら、川西さんと饗庭さんが大急ぎで充電器をつなぐ。
緊張の中、エンジンが音を立てる。一同、ほっと胸をなでおろした。
同時に橋本さんが勢いよくピットアウト。その後姿、かっこよかった。走るうちに車にも少し慣れたようすで、自己タイムをどんどん更新。1分53秒台で走ってくれた。
9周走ったところでチェッカーフラッグ。無事完走!
いろいろあったけれど、とにかく初戦を完走できて、皆、大喜び。
応援してくださった皆様、ありがとうございました。